子どもの成長発育のちょっとした癖・習慣などは、大人になってからの歯並びにまで影響してしまうことがあります。子どもの場合、小さいうちに治療すれば、それで終了という訳ではなく、多くの場合、永久歯の歯並びが完成するまで、長期にわたりフォローしなければなりません。
欧米では、親は子どもが生まれたと同時に“矯正治療積み立て”を始めます。それだけ小児矯正治療が普及し、それが親の責務だと認識されています。それは「歯並び・かみ合わせが悪ければ当然治療を受けるべき」という考え方が定着しているからです。
お子さんには、自分から「歯並びやかみ合わせがおかしい」と感じて「治したい」と思う意思がありません。お子さんの人生を考え、小児矯正治療に一歩を踏み出すのはご両親の役割です。大人でも矯正治療が出来るという時代になりましたが、それでも子どものうちから治療を行うメリットはいまだ大きなものがあり、するとしないでは最終的な歯並びの良し悪しにも大きく影響します。
当院では、少ない負担で治療を始められる各種分割払いをご用意しております。ご両親が少しでも気になった時点で、ご相談ください。
食の欧米化や生活習慣・環境の変化は、子どもたちの顎を小さくし、歯並びにも悪影響を与えています。子どもの歯に責任を持つのは親の役割です。お子様の食事の噛み方からもお子さんのお口の状態を知ることができます。
できるだけ左右均等に良く噛んで食べることが大切です。噛む数が少ないと片噛みの原因にもなります。いつも同じ側で噛んでいると、噛んでいる片側の方に輪郭が変形することがあります。
今の子ども達は食の欧米化などもあり、噛むことが少ないため、あごの成長が弱く、口を大きく開けられない子が多くなっています。 また、「痛くて口を大きく開けられない」、「お口を大きく開けるとカクカクと音がする」という顎関節症が、近年子ども達にも増えてきています。
食べるのが遅く、食事に時間がかかってしまうのは、開咬が原因の場合があります。 開咬とは、奥歯はしっかり噛んでいるのに、前歯が開いてしまっている状態で、前歯でものが噛めないため、食べるのが遅くなってしまいます。一度、矯正専門医のチェックを受けることをお勧めします。
子どもがひとりで上手に歯をみがけるようになるまでは、保護者の方の仕上げみがきが必要です。
歯と歯のすき間、歯の裏側、奥歯のみがきにくい所などは、ていねいにみがいてあげてください。
毎日の「仕上げみがき」がお子さんの歯を守ります。